チューブトレーニングとは
2023年07月13日
こんにちは!
パーソナルトレーニングジム ボディメンテナンス各務原 トレーナーの丸山です。
体を鍛えるにはいろいろな方法がありますが、その中の1つに、ゴムチューブを使ったトレーニングがあります。チューブトレーニングは、ほかのトレーニング同様に筋力向上や筋肥大に効果的ですが、フリーウエイトや自重トレーニングとは異なった特徴を持っています。今回は、チューブトレーニングの特徴について解説していきます。
チューブトレーニングの特徴と効果
バーベルやダンベルが重力による物の重さが負荷になるのに対して、チューブトレーニングは引っ張った際の張力が負荷になる、という違いです。
・フリーウエイト→物の重さ、重力
・チューブトレーニング→張力
この違いはトレーニング動作にも影響を与えます。
フリーウエイトの場合、持ち上げる動作が一番初めに最も大きな力が必要になります。ウエイトが一度持ち上がってしまえば、慣性によって負荷は軽くなっていくという特徴があります。
チューブトレーニングの場合は、一番初めがもっとも負荷がかからないのがポイントになります。伸ばしていくにつれて、張力がかかりだんだん負荷が大きくなっていきます。
負荷のかかり方から、フリーウエイトを「初動負荷」、チューブトレーニングを「終動負荷」と呼ぶこともあります。
そのため、張力を負荷としてではなく、補助として使用することもあり、フィジカルやスキルを高めるために、競技スポーツの現場でも活用されています。
トレーニングトレーニングの主な活用方法
トレーニングチューブとは、ゴムの張力を利用して負荷をかける運動器具です。そのため、スタートではほとんど負荷がかからず、どんどん伸びていくにしたがって負荷が大きくなっていきます。そして、一番引っ張られた状態で負荷が最大になります。
つまり、筋肉がまだ小さな力しか出せないスタートでは負荷も小さく、筋肉が一番大きな力を発揮できるフィニッシュで最大負荷がかかります。
こうした負荷のかかり方は、筋肉にとって最も理想的であるため、トレーニングチューブは、スポーツ施設や医療機関などにおいて、様々な目的で活用されています。トレーニングチューブの活用補法は以下の通りです。
一般的な筋トレ(筋力アップ・筋肥大)
トレーニングチューブは、筋力アップや筋肥大を目的とした一般的な筋トレにおいて、ダンベルやバーベルの代わりとして活用されます。トレーニングチューブで筋トレを行うことで、筋肉や関節に無理なく負荷をかけることが出来るため、初心者や女性、高齢者でも安全に鍛える事ができ、ケガのリスクも軽減されます。
競技のパフォーマンス強化
トレーニングチューブは、野球やサッカー、バスケットボールなど、競技のパフォーマンス強化にも活用されています。協議中の動作は一定ではなく、横への移動や身体の捻り、加速させる動きなど、状況に応じて様々な動きをしなければいけません。そのため、ダンベルやマシンだけの筋トレでは、動作の軌道が限られてしまうため、効率が良くありません。
しかし、トレーニングチューブであれば、あらゆる軌道で負荷をかけられるため、自分が必要とする動作に合わせて、体の運動機能を向上させるトレーニングが可能です。
また、一般の人にとっても、下半身や体幹が強化されるので、速く走りたい、高く飛びたいなど、自分ができるようになりたい動作に合わせて、動きやすい体を作ることが出来ます。
コンディショニング・リハビリ
トレーニングチューブは、アスリートなどのコンディショニングや、医療機関でのリハビリなどにも活用されています。トレーニングチューブを使用することで、関節に無理な負担を掛けずに、筋肉に対して安全に負荷をかけることが出来るため、体の調子を整えるコンディショニングに役立ちます。